花組カサノヴァの感想。絵が華やかで、楽しく明るい物語!

花組公演カサノヴァCASANOVA

こんにちは。salt(@salt3123)です。

東京にて只今絶賛公演中の花組「CASANOVA」の感想です。

今のところ、宝塚大劇場で1回、ライブビューイング、東京で1回観劇しています。

この後、まだ観劇予定もあるのですが、現時点での感想をざっくり書いています。

ネタバレ全開ですので、だめな方は戻って下さいね!

えっと、長い、です。

明日海りおさん@カサノヴァについて

明日海さんが演じるのは、稀代のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァ。

もうぴったり。顔が綺麗だし、ちょいちょい見せる色気のある表情がたまりません。「世界の恋人」の説得力全開。

 

劇中では、肝心の相手役さんからも「女の敵!」と言われてますけど、イマイチ憎めないんですよね…。

そこが逆に性質が悪いんでしょうけど、向き合うすべての女の人に真剣なんですよ。カサノヴァにとっては、全て「本気の恋」と思わせられるような…。

ヘタなダメンズよりよっぽどいい男じゃない…? って思ってしまうのは、あくまで物語の中だからですよね。

実際に近くにいたら大変だこれは。笑 (でも明日海さんならいてほしい)

 

そしてプレイボーイ的に取られがちですけど、この人たぶん男女問わず「人たらし」なんです。

父親のような存在・ブラガディーノ卿(航琉ひびきさん)も、カサノヴァの知らぬところで無償の愛を注いでいます。

カジノのメディニ伯(聖乃あすかさん)とも仲が良さそうですし、牢でたまたま出会ったバルビ神父(水美舞斗さん)や、モーツァルト(綺城ひか理さん)にも見込まれます。

男性としてだけではなく、人としても、魅力的なんでしょうね。そして明日海カサノヴァは、それを自然と感じさせてくれるんですよ!

仙名彩世さん@ベアトリーチェについて

ゆきちゃん(仙名さん)が演じるのは、カサノヴァの運命のひと・ヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェ。

ソーキュート!! 

カラフルでボリュームのあるドレス、好奇心旺盛な明るく元気なキャラクター。まさにザ・ディズニープリンセスという感じ。

ずっと修道院で暮らしていたから、外の世界を知るのは初めて。結婚相手は自分で選ぶわ! というちょっとした恋へのあこがれや垣間見せる意志の強さなんて、まるで「アナと雪の女王」のアナです!

去年末(2018年12月)の、舞浜でのコンサート「Delight Holiday」でも歌ってましたし、ゆきちゃんのレリゴー。

 

なんやかんやあって、カサノヴァは最後、街をしばらくの間追放されてしまいます。

その際に、ベアトリーチェは総督から「お前はもう自由だ」と言われるのですが、「『自由』のために、私には義務を果たす責任がある」と残る選択をする凛々しさも美しかった。

どこかポジティブな選択なんですよね。また会えるかなんてわからないのに。このシチュエーションって、みりゆき(明日海さんと仙名さん)お披露目の「邪馬台国の風」(2017)も同じといえば同じなんですけど、あっちは悲壮感が強かった印象です。

 

こちらはまた出会えるでしょうと、信じている感じがするから、かな。「邪馬台国」は、今生の別れを覚悟しているような二人だったのかな。

キュートで魅力的で、知性も感じられる。素敵な女性でした。

 

二幕で、宮殿内のセットを、深紅の大きなドレスをひっつかんで、ゆきちゃんが一人、階段を上りながら歌う場面があったのですが、まさにディズニープリンセスでした。

歌いながら、ベアトリーチェの迷いがどんどん晴れていくように、声がね、まっすぐ大きく響くんです。あの場面本当に大好き。表情もどんどん明るく輝いていくんです。目も耳も幸せ。

 

ただでさえ、娘役さんがボリュームのあるドレスで階段を上り下りする姿って好きなものですから。はぁ…憧れる…。

話それますが、2月に観劇した宙組さんの「群盗」でもヒロインの天彩峰里さんがウエディングドレスで、主人公のキキちゃんと手をつないで階段を駆け上る場面があったのですが、そこもキャー! ってなったものです。

柚香光さんと鳳月杏さんのコンデュルメル夫妻

二人の関係性がツボすぎました。見る前のイメージは、醒めきっている二人なのかなと思っていたんですよ。

ちなつさん(鳳月さん)演じるコンデュルメル夫人も、カサノヴァに執着している役どころなのかなと想像していて。

 

それがおっとどっこい!最初っからお互いへの愛情駄々漏れじゃないですか!え、駄々洩れてますよね?

お互いただ不器用で素直になれないだけじゃんっていう。

大好きだからコンデュルメル閣下(柚香さん)は、自分としては本当に本当に嫌なんだけど、夫人の願いを叶えようとする。

夫人は夫人で、夫の本心を知りたい。できれば愛されていると思いたい。

それを知りたいからギリギリの手段にでていくわけですよね…。

イタイケか! 素直になろうよ、とも言いたいけど、閣下に嫌われてると思ったら怖くてできないよね…。でもどこかに愛情を見つけたくて、可愛いじゃん…。(基本女子に甘いタイプ)

そして、これって閣下の方も同じなんですもんね。

……エンドレスお互い大好き不器用夫婦!そういうの大好き!です!

 

ただ、閣下の「お前と結婚なんてしていなければ…」というのは、どんな状況になったとしても、夫婦の間では絶対に言っちゃならん言葉ですよねぇ…。

個人的には修復不可能になりかねないかと(真顔)

 

この場面は舞台にたくさんの人がいて、私は綺城さんが好きなので、とっても追いかけたかったのです。

でも夫妻の行方も気になって、いまだかつてないほど、本気で分裂したいと思いましたね…(だってモーツァルトさんもかわいすぎた…)

 

仮面で素顔を隠したまま、夫妻はお互いの手をとるんです。

私としては、最初は多分気がついていないのだけど、途中からお互いに気がついたんだと思いました。それでいて、気がついていない設定で、だからこそ素直にふるまっているのよね?

とずいぶんたぎったものです…! えーん可愛いよぉ。でも自由奔放に楽しんでるモーツァルトさんも可愛いよぅ。でも夫妻もきっちり見届けたいよぅ。

 

ちなみに夫妻がお互いに気がついてるかどうかについては、タカラヅカニュース内の「ご主人様トーク」の中で話されていました。

閣下の部下を演じている和海しょうさんと優波慧さんいわく、「お互いに気がついていないそうです」と。

「でも夫婦だし、仮面だけだし……ねぇ?」というようなことをおっしゃっていました。

なので、私はやっぱり、最初は気がついてなかったけど、踊っているうちに気がついた説でいきたいと思います。

 

そして私、カレーさん(柚香さん)の「ミーアンドマイガール」(2016)の、コミカルな弁護士のお芝居が好きでしたので、このちょっとコミカル要素のあるキュートな閣下、好きです。

カレーさんはあの容姿から闇属性を当てたくなる気持ちはわかるのですが、光属性のお役のほうがなんか好きですね。あそこまで容姿の美しい人が真面目に面白いのがツボるのかな…。

あ、でも「メサイア」(2018)で、一人傷ついて孤独だった姿も好きでしたけど。(結局なんでも好きらしい)

 

ちなつさんは、スリットありがとう、スリット万歳! でした。

あと初日の映像などからもわかっていましたが、艶のある、哀切を感じる歌声最高によかったです。

振りも艶やかで、セリフを話すときの声も、クールで、でも寂し気で、えーん好きって感じでした。

妙な色気のある方(役)ですよね。

男役さんのちなつさんも漂う色気を良く感じますが、この夫人モードで醸し出されるものは、危うさもあって……目が離せない人なんだろうなというのが伝わってくる気がします。

そうしていつも通りのスタイルの良さ!スリットありがとう!(また言う)

桜咲彩花さん@ダニエラと水美舞斗さん@バルビ神父

べーちゃん(桜咲さん)はベアトリーチェさんの侍女・ダニエラ。

まいてぃさん(水美さん)は、カサノヴァさんと牢屋で出会ってそのままついてくるバルビ神父。

 

この二人、いつのまにか! だし、出来上がるの早いね!?っていう展開になります。

出会ってすぐの馬車で、カサノヴァとベアトリーチェがすぐに惹かれ合ったというのもあって、最初は座席も女子と男子でわかれて座っていたのが、ご主人様組と従者組になるんです。

そのうち、ダニエラさんが眠って、隣のバルビさんに少しずつ寄りかかっていくんですよ。あーかわいい! 

それだけじゃなくて、ムラ観劇時は徐々に腕を絡めていくものだから、え、え、これ、寝たふりかしら!?と私はハクハクしながらオペラロックしたものです。

(東京ではそこまで露骨(笑)に絡めてはいなかったです)

 

その後、目を覚ました時に、二人してあまりの密着に驚いているようでしたので、無意識だったみたい。

後半も、二人の関係がカサノヴァたちを助けることにつながっていくんですよね。

べーちゃんのこと

今回でご卒業されるべーちゃん。

私、べーちゃんの髪型好きなんですよねぇ。オープニングの真っ赤なドレスの時も、つややかな長い金髪をまっすぐにおろしてらして。

ふわりと赤いドレスを翻しては、時にコケティッシュに明日海さんを見据える眼差しとか、もう本当に美しかった。

光り輝いていて女神さまのようでした。

他のショーでも、ショートヘアにされているときなどもあって、それもよく似合ってらっしゃって。毎回惹かれます。

瀬戸かずやさん@コンスタンティーノと花野じゅりあさん@ゾルチ夫人

ゴージャスなカップルですよね。

二幕で、捕まってしまった二人が、危機感なくイチャイチャしてるのがまーかわいらしかったです。

瀬戸さんが、捕まってるくせに海の嵐に巻き込まれた武勇伝を語り倒しているのですが、ちょこちょこじゅりあさんの合いの手が入るんです。それがまたおかしくて。

また話それますけど、その『海』というワードから、「蘭陵王」(2018)のことを思い出したりしました。

瀬戸さんの役は、なぜか海に憧れているソングを歌ってらっしゃったのが強烈に印象に残っていて。

 

じゅりあさん演じるゾロチ夫人は、モテる人ですよねぇ。カサノヴァとも付き合いがあり、過去にはコンデュルメル閣下とも付き合っていたわけですから。

ていうか、「夫人」なのにコンスタンティーノに嫁げるの?と思っていたら、未亡人なんですね。

いえ、劇中で「結婚してからも恋を楽しむことはできる」とかいうし、意外と主要人物そういう経験者ばかりだから、「夫人」でも恋愛してるのかな…と思ってしまったり。

綺城ひか理さん@モーツァルトについて

モーツァルトさん。ほとんどネタバレしないで最初に観たときは、想像以上に物語の筋に関わっていて驚きました。

ソロも少しありますし、銀橋で歌うし、真ん中の場面(物理的にも物語的にも)もあったし、明日海さんと絡むし!

最初はハクハクしちゃって落ち着かなかったのですが、ライビュ・東京となんとかこちらの気持ちは落ち着きました。

声が高めで、無邪気で天才でキュート。少し変わり者なのかなという雰囲気のモーツァルトさん。

カジノの場面の始まり、盆が回ってきて、その最初をあやきさんが歌い始めたときは、わー!ってなりましたよ。

バルサモ(飛龍つかささん)とメディニ伯(聖乃くん)との友情というか、腐れ縁みたいな雰囲気もいいですね。さりげなくメディニ伯にカモにされてるのがツボです。モーツァルトさんは気が付いているのかな?

 

あと、華優希ちゃんとの絡みも好きです。

「曲がかける薬ある?」の後に、二人でテーブルに向かってわちゃわちゃしてるのとか、

「楽になれる薬ある?」に、しれっと毒薬渡しちゃうのとか。

二人とも、どこかネジ一本抜けてる感じがまた面白いんです。しゃべり方とかほんわかしていて。

あとあと、すみれコードに抵触してる…?な、リバースの場面!

やー生田先生に任されてるのね、と誰ポジかわからない感想を抱いたりしています。いろいろな綺城さんの表情が観れて楽しいです。

綺城さんのアルバイト

一番最初の、カサノヴァを弾圧しようとする市民(怖)と、コンデュルメルサイドの官憲、ヴェネツィアの市民(陽)

最初のカサノヴァを弾圧する市民は、真ん中で一言叫ぶ場面もあるのですが、すごい迫力なんです…怖い…カッコいい…。

その後のベアトリーチェの登場の場面でも、また市民として出てくるのですが、こちらはうって変わって明るく陽気。ニコニコかわいい。

……ま、まさか役名同じ「市民男」だけど同一人物じゃないよね…?(妄想)

そして、無表情から必死な顔まで楽しめる官憲。

官憲の場面は踊りっぱなしなんですよね。ダンスの振りがカッコよくて。マントを翻すのもカッコいいんです!

飛龍くん@官憲と床を転がってすれ違う振り、お互いの首を掴んですれ違ってる。たぶん。わークールな振り!とため息が洩れました。

官憲さん、メンバーが豪華なんですよねぇ。綺城さん、飛龍くんのほかにも、ほのかちゃん(聖乃さん)や帆純まひろくんもいます。

さよならショー@大劇場ライビュの綺城さん

城妃美伶さん@アンリエットと聖乃あすかさん@メディニ伯の関係

二人が出てくるのは、たいてい綺城さんと同じ場面なので、なかなか追えていないのですが、気になる二人です。

メディニ伯の片思い色が強いんですかね?

でもアンリエットもカサノヴァが好きだけど、メディニにも満更でもないような雰囲気なのかなと。

アンリエットさんについては、カサノヴァのことを人として好いているし、尊敬はしているけど、恋愛感情は持っていない方が萌えます。

仮面舞踏会の時に、普段は男装しているアンリエットがドレスアップして、「どう?」と聞かれてメディニが「か、かわいい」って言ってるのがかわいいです。

仮面舞踏会は、この二人も、飛龍くん・華ちゃん夫婦も何してるか気になるんだけど…はぁ私が6人くらいいればな…。

可愛いカラフルな衣装

カラフルな衣装が多くて、観ていて楽しいです!

ゆきちゃんの馬車での黄色や水色のカラフルふりふりなドレス。ソロを歌う時の真っ赤な大きなドレス。明日海さんの衣装も素敵。

綺城さんや飛龍くんたちカジノメンバーの衣装も豪華で。

オープニングの花娘さんたちの赤いドレスも、圧巻ですよね。みんな髪型も凝ってて。カタログにしてほしいくらいです、お一人お一人。

花娘から思う各組の娘役

ぽっぷあっぷかなにかで、他組の方が観に来た時にこの場面(オープニングの娘役さんわらわらのところ)は花組にしかできないよと言われたという話をされていました。

そうね、と思って、月娘だったらどうかしらと少し妄想しちゃいました。…戦闘能力の高い強い雰囲気になるだろうなぁと(見たい)

 

組の違いを考えるのが好きなので徒然しますが。

花娘は、正統派で可憐。かわいい「ザ」娘役というイメージ。

月娘は、強い。凛としている。そして強いイメージ(二回言う)独立心もある。

雪娘は、たおやか。一見か弱そうに見えるけど、折れない。しなやか。

星娘は、華やか。ぱぁっと放たれる感じ。

宙娘は、凛々しくて品がある感じ。宙組のイメージでもありますが、スタイリッシュ。

 

それぞれの組で、あの赤いドレスのオープニングのような、娘役さんのカラーが前面に押し出される場面を見てみたいです。

生み出される色もぜんっぜん違うんでしょうね。

サヨナラショー&大劇場千秋楽のご挨拶について@ライビュ

その他こまごま

大劇場と東京での相違点

カサノヴァが牢屋に閉じ込められていて、そこから抜け出す際の見張り番との格闘場面で、殴る効果音がついていたこと、ですかね。

た、たぶんムラにはついてなかった気がします。

その他

一幕の終わり方が好きです。小池先生作品だとおなじみの(この作品は生田先生作・演出ですが)全員集合か・ら・の!「仮面舞踏会を始める!」っていうね。

あとお芝居終わりからのショーの始まり方も好きです!カサノヴァとベアトリーチェの二人がさあこれからカーニバルを楽しむぞ!からの、ロケット。ずっと物語が続いていくみたいで。

おわりに

生田先生の狙い通りのお話になっていたと思います。ただシンプルに楽しい。誰も死なない喜歌劇。私は好きです。

脚本にストレスを感じないっていいなと思いました。ストレスというか、ざらっとしたものを感じないというか。

話の流れや好みとは別の意味で、です。

「シニョール…と、シニョール…まぁそれは自由だ」とかね。(あ、ここでも『自由』というワードが使われてる)

キャラクターの性格の悪さにイラっとしたり、ざらっとしたりするのはいいんですけど、脚本的なところにそれを感じるとつらいし、もやつくので…。

生田先生と上田久美子先生にはそれを感じないので、有難いです。(小柳先生も、かな)

なんでこんなこと言わせるんだろうというような、メタ的なことを考えずに、お話にだけ集中できますから。

ショーも素敵だったのですが、力尽きたので今回はこれまで。

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