おはようございます。salt(@salt3123)です。
突然ですが、ウエクミ先生の作品って演者さんが彼女の琴線に触れる人かどうかっていうのが、その当て書きから透けて見える気がするんですよね。
桜木みなとさん(@宙組)や綺城ひか理さん(@花組)はウエクミ先生に気に入ってもらえただろうかとぼんやり考えることがあるんです。
なぜその二人? というと単に私が好きだからです!
あとお二人のあの配役はどっちだろうというのが微妙……というか絶妙というか。真ん中に近ければ近いほどわかりやすい気はするのですけど。
ちなみにこの「微妙」という言葉は、もちろんお二人のお芝居がどうこうではなく、ウエクミ先生的琴線に触れているのかどうか、という点においてです。
お二人のお芝居、私大好きですから。
というわけで、今回は妄想の上にさらに妄想を重ねたような、ほとんど妄言的なお話です。
いつも以上に書きながら考えを整理している有様なので、ぐるぐるぐちゃぐちゃ感がひどいです。
それでもいいよ、暇だからとおっしゃってくださる方は、なまぬる~~~くみていただけますとありがたいです。
お二人以外の方にも触れています。
ウエクミ先生作品の観劇歴
映像も含めて、観劇したことがあるのは大劇場のものだけです。
- 雪組「星逢一夜」(2015)
- 花組「金色の砂漠」(2016)
- 宙組「神々の土地」(2017)
- 月組「BADDY」(2018)
今書いていて気がつきましたが、来年2019年の星組「霧深きエルベのほとり」の演出で、ウエクミ先生は大劇場公演全組制覇ですね。
月組好きとかいいながら、「月雲の皇子」(2013)を見ていないのはどうなんでしょう、って自分でも思っています。
メンバー的にも絶対大好きですしスカステ捕獲済みではあるのですが、つい明るくて楽しいものばかり見てしまうのです……。
あと見ていないのは、宙組の「翼ある人びと」(2014)です。こちらも捕獲済みなので、いつか見ます。
「神々の土地」の朝夏まなとさんと伶美うららさんコンビ大好きでしたので、きっと見ればハマるはず。
わかってはいるのですが、ついずーんとなるのが怖くてなかなか手をつけられないでいます。
RT 昔から思ってた。現実がしんどいんだから、創作くらいは多少無理やりでもハッピーエンドがいいって。
私の人生は今のとこあまりつらいことないけど(ありがたい)、ニュースとか歴史とかみるとやりきれなくなること多いもんね。
だからハッピーエンドだとだいたい名作!って思うちょろい人間。
— salt (@salt3123) 2018年9月17日
基本こういう思考の持ち主なので、小柳奈穂子先生の演出のほうが安心して見れるんですよね。
好きなジャンルはラブコメとファンタジーですっ。
- 月組「アリスの恋人」(2011)
- 宙組「シャングリラ」(2010)
みたいな、直球の萌えと中二病的なにかが含まれているお話の方が好きは好きなんです。
先日観劇した星組の「Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)」も楽しかったですよ!
話がそれましたが、そういうわけでお話の好みとしては小柳先生なのです。
でもウエクミ先生は……尾を引きますよねー。観劇して数日たっても考えてしまうんです。
その登場人物たちがたどることになった運命とか、選択とか。
どうしたらよかったのだろうと思って、でも彼らはそういうふうにしか生きられなかったんだなって。いつもそこに戻ってきて終わるのですが、悶々と考えちゃうんです……。
その延長線が今回の記事。物語に飽き足らず、中の人にまで妄想が伸びてしまったという。
琴線と信頼と
琴線に触れるんだなと思う方と、すごく信頼されているんだなと感じる方がいます。
信頼は、この人なら何でも受け止めてくれる、大丈夫! というもの。
琴線はいわゆる「萌え」のような。こんな顔させたい、こんな思いさせたい、みたいなもの。
……そんなこと言ったらジェンヌさん全員にどちらの要素も少なからず持っていらっしゃると思うんですけど、強いていえば、です。
私自身の、この役が好き、あのお芝居が好き、という主観も盛大に入ってきてるでしょうが、勝手に「ああ、琴線に触れるんだろうな~」と思った方は以下のとおりです。
花組:金色の砂漠
- 鳳月杏(ほうづきあん)さん:フォーカスオンを読むと信頼も相当かと。ジャハンギール様は、琴線に触れるしかないですよね。月雲の役も印象的なもののようですし。
- 明日海りおさんと花乃まりあさん:単独というよりコンビで。先生の他の作品に比べて、「2人の物語」感が強かったからそう感じたのかも。2人が生み出すもの。
- 天真みちるさん:ゴラーズさんは大切な役だと思います。でもこれって、彼女自身が磨き上げたというのも強いでしょうか(それ言いだしたらみんなそうですけど)
芹香斗亜さんと桜咲彩花さんのキキべーちゃんコンビはどうでしょう。
べーちゃんは琴線、寄り、かなぁ……と。
キキちゃん演じるジャーは……ジャーも琴線、かな。ギィやビルマーヤと、相対的にみるとより際立つ人。
物語終盤に「長い年月を経てあなたへの愛は穏やかなものへ、妹へ向けるそれへ変わってしまった」というようなジャーのセリフがあるのですが、あのセリフを受けてのべーちゃんの表情がね……。
初見時は、なんでわざわざこのセリフを言わせたんだー! ってなっていましたね。シンプルハッピーエンドが好きなので、このセリフがなければ国を出た後の二人を素直に脳内でくっつけてたのにー! って。
これを言われたときのべーちゃんの表情がねぇ、もう本当にねぇ。(二回目)
このセリフを言わせる・受けさせるあたり、お二人も琴線枠かなー。
そしてこの記事ネタのきっかけとなった綺城さん。
彼女が本公演で演じた、柚香光さん演じるテオドロスの従者「イリアス」がとても印象深かったんです。
カフェブレ綺城さん。ギィとイリアスが対照的という視点に目から鱗だった。イリアスといえば、テオドロスが奴隷を踏み台にする様を見て「野蛮だな…!」と呟く所で、「聞こえますよ!」と諌めるところが毎回印象的だった。仕えている身だけど、意見することもできるのがギィとは違うところよね。
— salt (@salt3123) 2017年2月19日
これは当時の感想です。単に私が綺城さんのこと好きだから印象深かったのかもしれませんけど。
それ差し引いても、役の大きさ(という言い方もあれですが)のわりに、お芝居ポイントがちりばめられていた気がするんですよね。
ひいき目かなー?
綺城さんは新人公演で主演のギィだったので、(琴線度的に)悪くはなかったんじゃないかなと思っています。思いたい。
新公の配役に演出家の先生がどこまで関わっているのかわからないので、全然関係ないかもしれませんけどね!
ただ齋藤吉正先生の琴線には綺城さん触れているのは間違いないと思います。
(参考映像:風の次郎吉(2015)& MY HERO(2017))
月組:BADDY
- 珠城りょうさん:圧倒的信頼。パンフでもそう書かれていたし。たまきちさんならあのキャラクターとあの世界観の真ん中に立てるという。琴線より信頼かなと。でも月雲の皇子をみたら変わるかも。
- 愛希れいかさん:グッディは琴線に触れまくってると思う。物語性はバッディより強かった印象。パレードの歌詞大好きです。
- 月城さん:ラストの群舞のあの役割。きっといろいろな思いが込められているはず。
- 宇月さん:クールさんのあのキャラクターは琴線全開では。そしてデュエダンのカゲソロの指名。
- 輝月ゆうまさんと佳城葵さん:信頼してなきゃあのキャラクターはさせないでしょと思って、ウィキペディアをみたら、二人とも月雲の皇子からの出演という。やっぱり。
美弥るりかさんのスイートハートも、琴線、かな?
ただみやちゃんお一人というより、ん? ウエクミ先生はたまみや(珠城さんとみやちゃん)推しですか、そうですかとなっていた初見時でした。
たばこの火、くっつけ合うのとか、あのキスシーンとか、ねぇ? 私もたまみや大好きなので、公式でこんながっつり見られるなんて……! と客席で震えたものです。
雪組:星逢一夜
- 早霧せいなさん:あの耐えて耐えて、結局一線も越えないまま、すべてを失う運命を背負わせるあたり、琴線に触れているとしか思えない。
- 咲妃みゆさん:星逢よりも月雲の皇子のほうが琴線レベルが高そう。
星逢は、宝塚はまりたての2016年にNHK BSで放送されたのを1回見たきりなんです。
他の作品と違って、自分の選び取りたいものを何もつかみ取れず、あれもこれも守りたくて耐え忍ぶものの、すべてを失う早霧さん演じる天野晴興(あまのはるおき)の生き方が苦しくて。
全てをなげうって、晴興と生きる選択肢も頭をよぎるけど、子供たちを捨てることはできなかったゆうみちゃん演じる泉の姿にえぐられて。
私は悲劇的な結末が苦手だけど、それでも自分の心のままに生きて砕け散る物語ならまだいいんです。
その人らしく生きたのであればある意味幸せなことだし、そういうふうにしか生きられなかったと、心にしこりが残りつつも受け止めやすい。
金色の砂漠も神々の土地も、BADDYも自ら選び取りたいものを選び取ってます。
金色の砂漠なんて、星逢とは真逆ですよね。
国も命も関係なくただ恋を貫いた二人と他のものを守るために、結局一線をこえなかった二人。
神々の土地だって、結ばれはしないけど、お互いに皇族として「公」の志を貫き通すことを誓い合ったうえで、お互いの道を歩いていきました。
BADDYも、最後のあのデュエダンです。お互いを求めあって、憎んで愛して、ともに炎に消えていったわけで。
耐えて耐えて、結局は一線をこえられないまま、飲み込んで生きていく、というのも彼らの、彼ららしいやり方だったのかもしれないけど、なんて苦しいことだろうと思って。
ここで一線超えてたらまた違う印象だったと思うんですよね。
相手と、相手の大事にしているものと、自分の大事にしているものと、すべてを守りたかったから最後の一歩を踏み出さなかったのに、結局それらを失うことになってしまったというのが本当にしんどい。
だからリピートができないんです。苦しくて。
その分記憶が他の作品に比べて曖昧なんですよね。
上記の認識も間違えているかもしれません。2年以上前に一回見たっきりですから。
今みたら、もうすこし受け止められるのかな。意外と大丈夫じゃん! ってなるかなー?
あの頃宝塚自体2回目くらいだったから、知らない方ばかりでしたし。
月城さんも永久輝さんもいらっしゃるんですよねぇ。ジェンヌさん探しの観点で見たら面白そうなんですけど…うーん、勇気が必要です。
ショーのエスメラルダは好きで何度も見てるんですけどね。
宙組:神々の土地
- まぁ様:信頼寄りの琴線かなと思います。
- うららちゃん:圧倒的琴線。退団の時には歌劇で言葉も送っていますし。
- 澄輝さやとさん:琴線に触れているでしょう。あの役は絶対にそうです。
- 純矢ちとせさん:「美しいものを見るのは価値がある」このセリフを言わせているあたり琴線と信頼ですよね。
- 愛月さん:信頼だと思います。じゃなきゃあの役をお願いできない。
ずんちゃんこと桜木みなとさんは朝夏さんたち皇族や貴族を恨んでいる活動家のゾバール役でした。
この役は、先生の「琴線」という意味では、少し微妙かなと思います。
ただラスト、全員が「神々の土地」を通り過ぎていく場面で、ドミトリーの心情を歌うというカゲソロを任されているあたり、信頼されているんだろうなぁと。
月組バッディのカゲソロ宇月さんみたいに、ずんちゃんのカゲソロもウエクミ先生の指名だったのでしょうか。
他にも重要なポイントで歌なり出番なりがある役だったので、信頼はされてると思う。思いたい。(いや誰なの、私)
おわりに:なんだろこの独り言きわまりない内容
答えもない、確認しようもない、得るものもない当記事、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
こういうことぐるぐる考えるのが好きなんですよね。
そしてせっかくブログがあるんだからと、言語化したくなっちゃったんです。
それにしても、ここまで書いてみたら、信頼も琴線も結局同じじゃない? という気もしてきました。
そしてウエクミ先生と言いながら、自分の気持ちじゃないの? とも思いましたし、
当て書きの場合、他の先生もきっとそれ透けて見えてるんだろうなとも思ってみたり。
さらに書いていて、気がつきましたが、私が「琴線に触れてるな~」と思う役は、その「物語性」が高いかどうかも関係してきているようです。
だから、役自体の「おいしさ」もあるかもしれませんが、演者さん自身が与えられた役をさらにおいしく、エモーショナルにすることで、ウエクミ先生関係なくそう感じさせている点もあるかもしれません。
とりあえず、月雲の皇子は早急に見なければ。
根拠も何もなく、単に「私が思っただけ」以上でも以下でもない記事。いつにもましてふわふわした内容ですが、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!
(一生分の「琴線」という言葉を使ったわー)
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