花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」感想。ハッピーでコメディでとっても楽しいミュージカル!

初日開けてすぐの国際フォーラムで、NICE WORK IF YOU CAN GET ITを観劇してきました。楽しかった!かわいかった!

以下の文章は観劇直後に殴り書きしたものの、まとめる気力もなく放置→もうお蔵入りでいっか~…となっていたのですが、フォーラムと只今公演中の梅田とで、特にジミービリーの恋愛温度がだいぶ違うと小耳にはさみまして。明日配信を見る予定なので、とりあえず国際フォーラムで初めて観た際の印象を残しておきたいと思い、取り急ぎまとめました。

1回見たきりなので、細部の記憶はあやふやです。そしてネタバレ配慮なしです。

柚香ジミーと華ビリー。そのままの『私たち』について。

リッチでハンサムなプレイボーイ、柚香さん演じるジミー。冒頭から、(え、この人のどこに心惹かれるの…?)などと思ったりしました。笑 ビリーと出会うところとか、あんなの柚香さんじゃなきゃ許されないでしょ(出典:星組ときめきモーメント未公開映像の某愛月さん笑)

嘘ばーっかりつくし適当だし典型的なダメ男だし。しかもそれは最後まで変わらない。同じプレイボーイでも同じく花組で公演されたカサノヴァとはまるで違うなーと思いました。カサノヴァは、本当にすべての女性を愛している気がして、実際に心惹かれてしまったらしんどそうだけど絆されるのもわかる気がすると思ったのですが、ジミーはなんというか……ペラペラ?な印象で。というか、自我がないような?芯がないよくわからない人だなって。でも今書きながら思いましたが、もしかしてそれは全てが「お母様」のためだったからなのかも。お母様に認められたい一心。

どんなに親しくても決して言ってはいけない言葉というものがあると思うんだけど、「お前キミみたいな女が他の仕事ができるか!」はそれだと思うんだよね。聞いた瞬間、それは言ってはならんやつー!と心の中で叫びましたよね。

すでに記憶があやふやなんですけど、「お前のような女なんか」だったかな?(『なんか』という言葉が入っていた気がするんだけど、もうあやふやです、記憶)(『お前』じゃなくて『キミ』だったし、『なんか』とは言ってなかった~!失礼しました!2/6配信みて修正)

これ、心の底ではビリーのこと見下してるってことじゃない?それが表に出ちゃってません?と胸が痛みました。しかもそれを、去ろうとするビリーを引き止めるタイミングで言ったでしょう。お前みたいなのは、俺がいないと生きていけないんだみたいな。

そして、私、前もゆずかさんに似たようなこと思ったなって(※ゆずかさん悪くない)思って、カサノヴァの、コンデュルメル閣下の「お前と結婚さえしてなければ」でした。許すまじ。言われた後の「え」っていう夫人の表情込みで(それは夫婦といえど絶対言ってはいけないやつー!)って心の中で叫んだ時のデジャヴでした(※ゆずかさん全く悪くない)(大事なので二回)

最後のアイリーンちゃん(永久輝せあ)の件も、結局自分で決着をつけたわけでもなく、もごもごしたままの大団円で。いいけどビリーちゃん、その人でいいの?この先、本当に信じていける?あの時言われた言葉が、ふとした時に蘇ってこない?ごまかされたこと蘇ってこない?とハッピーな結末に拍手を送りつつ、ひっそりとそんなもやもやも残ったのですが、友人の「このお話の主軸はラブロマンスじゃなくて女の子が元気になる話だと思った」という言葉で霧が晴れるようでした。

ビリーもアイリーンも自分のまま自分でしあわせになるんだ。ビリーちゃん、きっと商売うまくいくだろうし、禁酒法が廃止される頃にはお酒以外のことにも手を広げて商売繁盛しているかもしれない。そこにジミーがいたらもっともっと幸せだけど、未来にいつか相手に冷めてしまったとしても、きっとビリーは自分の足で立って歩いていくんだと思う。今までそうしてきたように、これからも。

「幸せ」を無意識のうちにパートナーありきで考えていた自分に気がついて、そうじゃないんだって登場人物たちが教えてくれた。それは女の子たちだけじゃない。ジミーもクッキーもデュークも、みんな、性別・立場問わずみんな、このお話の登場人物たちはそのままの自分を、そのまま愛してくれる人と出会い、そのままの自分で生きていくんだなって。いいも悪いもないんだって。

だいたいこういう物語って成長!とか覚悟を決めた!とか内面の変化があるものだけど、……いや、そのままの自分を、まるで世界の違う相手に受け入れられたり、自分も惹かれるという体験は、充分なんらかの変化でもあるよね。

個人的に出会いで何かが変わるストーリーに憧れがちだから、ついそれを求めてしまうけど、別にそのままだっていいんだよ!と、ナイスワークな登場人物たちにバシンと背中を叩いてもらった気がします。

変わっても変わらなくても別にいいんだよね。ナイスワークは、人間讃歌の物語なのかもしれない。だからこうして徒然と考えてしまうのかもしれない。

永久輝アイリーンが好きすぎる。

ただ、アイリーンちゃんが「あんな女」扱いされるの解せないわー!ジミーの方がよっっっぽど「あんな男」じゃないか~!

ラストに、衝撃の事実が判明した時もアイリーンちゃんが不憫で…でも、最後の最後、自分の才をただ真っ直ぐに好きと言ってくれる人に出会えて嬉しそうだったから。アイリーンちゃん、常に様子がおかしいと評されるし、私もそう思ったけど、逆にいつでもどこでもやってしまうくらい、それくらいモダンダンスが好きってことで。それを認めて受け入れてもらえるのって嬉しいよね。アイリーンちゃんの中の人は「愛する人に愛されたい気持ち」とおっしゃっていましたが、アイリーンはなによりモダンダンサーである自分が好きで…いえ、それ以上に矜持を持っていて、それを愛してくれる人が彼女にとって誰より最高な人なのかもしれない。ジミーもどこかで彼女はすごい、みたいなこと言ってませんでしたっけ。容姿とか立場とかお金とかより、そこが一番アイリーンには大切なことなのかなって。

生ナイスワークを何としてもみたい!の最大級の動機がひとこ(永久輝せあ)さんだったから。観れてよかった〜!ほんとすごかったし、めちゃくちゃキュートでかわいかったです!「ビスケット~~~!!」

次の男役さんの時…それもラテンショーまであるって、いったいどれだけパワーアップした男役さん姿が観れるのだろう。ドキドキしちゃう!

おわりに。

今日の、タカラヅカニュースでの突撃レポートで、柚香さんがジミーを演じるにあたってのさじ加減にこだわっている&難しいというお話をされていました。梅田にきてから、二枚目成分を増やした的なこともおっしゃっていたので、やっぱり国際フォーラムとはだいぶ雰囲気変わっていそう。なので、忘れないうちに、国際フォーラムでの観劇を記録しました。

あと、本日発売の今月の歌劇(2021年2月号)の、陽月華さんのコーナーを読んで、厳密には違うんですけど、あ!似たようなこと思いました!!と嬉しかったので、勢いで書き上げました。人事やらニュースやらはいいとして、公演の感想はコンスタントに書いていけたらいいなぁ。今更ですがツイッターは文字数少なすぎて、その調整に苦労したりするので、ブログはそこ気にしなくていいのがいいですね。ほんと今更ですけど。

ビリーとジミーがすぐごっちゃになっちゃうので、本文で間違えていないといいなと思いつつ、おしまい、です!(とか言いつつ、続くけど以下はただの自分のつぶやきまとめ)

備忘録的自分のツイまとめ。

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